加藤方彦のドイツでの日日~kato masahiko in Germany | |||||||||||||||||||
人の温かみを感じること。
誰かに優しくされると、心の奥がしめつけられる。 本当はみんな優しいし、みんな仲良くなりたい。 その期待が裏切られた時、人は憎しみを持つのだろうか・・。 でも本当は一人ぼっちじゃないんだよって思う。 ワインとビールで感傷的になる土曜の夜。 ■
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久しぶりのブログです。
これまでのドレスデンの滞在を振り返って見ると、それなりに色々なことがあり、絵も描きつつ、それ以外のこともやらなくてはいけなくて忙しいと言えば忙しいけれど、でもやんわりとした締まりのない日々を過ごしている気がする。 なぜなら作品をつくるということに関しては、どれだけのことが出来たのだろうか考えてしまうからだ。相変わらず訳も分からず、あっちへ行ったりこっちへ行ったりしている。 モノをつくるということは自分の意見を主張することだろうか。そうであれば他人の影響を受けてる自分も認めつつ、でももっと自分がどう考え、どう感じているのかを表現していきたい。それは文章でもいいかもしれない。 ずっと興味があるのは「自分とは何者か」という問いかけ。自分の心理を表す手段として、俺は森の中にりんごという自分の分身を描いて来た。そのりんごは森の中で一人でさまよって、何かを探して旅をしている。時おり、木陰で休んだりしながら・・。 また時々出会う他者との遭遇は時に楽しくあり、時にストレスをも生む。彼はまだ他者を受け入れられるほど大人ではない。りんごはきっと魂みたいなものなんだと思う。 でも最近はよくりんごではなく、人を描くようになった。 続く ■
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今月からドレスデンへ引っ越しました。ようやく再び一歩が踏み出せるという感じ。
ここで何を学び知り、何が出来るのかという楽しみもあり、結果を出していくというプレッシャーもある。 新しい部屋は結構広くて、4月の編入まで制作できる場所と時間がたっぷりある。外はめっちゃ寒いけど。しっかりとした2ヶ月間を過ごしたいなと思う。 ところで新しくHPを開きました。作品など見やすいと思うので覗いて見てください。よろしくお願いします。 http://rethcawred.web.wox.cc/ http://www.behance.net/masahikokato ■
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2012年がいよいよ始まりました。新年明けましておめでとうございます。
12月2日から2年ぶりに日本に帰って来て早1ヶ月。今週6日にはドイツに戻り、次への新しい一歩を踏み出さなければいけない。ドレスデンへの引越し、2月には学校の編入申し込みとビザの延長、そしてアルバイト探しが当面の課題だけど、全てを順調にクリアできるといい。 さて、久しぶりの日本滞在で感じたことはいろいろとありすぎて全部は無理かもしれないけれど一部でも書ければ・・。 年末年始は人と会うことが多くて、同級生や親戚と久しぶりに会うと、時間が止まったような感覚になる。でもみんなそれぞれ年をとり、結婚、子供が出来たり、ただ健康であることを幸せに感じたり。俺も今年で30才になるし、自分のなかではひとつの区切りになる年ではあると思う。自分が10代の頃に思い描いていた「30才の自分」は、経験を積んで仕事もどんどんやって輝いているイメージを持っていたけれど、理想と現実は簡単には一致しないね。22才で京都で初個展をした当時思ったのは、20代はもっと経験を積んで次回はひとりの作家として認められて企画の展覧会をすること。その目標は、26才でドイツへ留学することを決意した時、「30才まで我慢してデッサンの勉強」へ方向修正したのだけれど。でも29才の今思うのは、そろそろ世の中に出て行かなければいけないなということ。少なくとも今その準備をしていかなければいけない。 年齢についていろいろ書いたけれど、でも本当は美術をやる人間にとって数字のことなんか意味をもたない。ただ年月を重ねても、本当の自分の表現に全然たどりつかない人もいるし、若くても表現者として作品が成立してしまうこともある。俺は今本当に自分らしい絵をかけているのか、この作品が自分自身かと言われれば、自信を持って「自信なんかない」と言える(笑)。現に2011年の後半は、一時期まともに絵を描く場所や時間、精神的余裕さえ失い、今はやっとようやく外で風景を写生したり、家で落書き風のドローイングをしたりできるレベルだ。自分の作風にしたってこれでいいのかと言われれば、なんかもっと自由にやりたいことをしたいなあと思うし、「自分探し」をしなきゃと思う。なんかオレ22才の時と全然成長してないなー。要は大人にならなきゃいけないということ。己を知り、身の丈に合った服を来て、ひとりの人格をもった大人。 なんかここまで理想ばかり書いてしまったような気もするが、年齢について述べたついでに自分の将来について現実的な話も。今はアルバイトをして実家からの仕送りもあり、たまに絵が売れたりして、生活出来ているが、今後このような生活をずっとする訳にはいかない。若いときは夢を目指して頑張ってればまだいいが、おっさんなってフリーター暮らしじゃシャレにはならない。世間の目もある。そこでその不安を拭いさるために日々いろいろ考えるわけやけど、今から一般企業に就職というのも厳しいし、あとは絵で実績をつくって認められて大学から講師、教授として呼ばれるのを待つか、教員免許を取って美術教師になる等の道があるが、それもそう簡単なことではない。第一今はドイツの美大ではまだ2年生、卒業は早くても3年先だ。卒業せずに日本へ帰国して就職先を探そうかなとも時々思う。ただその決断をするのも相応の覚悟がいる。さきにも言ったとうり、俺としては今までずっと地味に勉強して発表も控えめにしてきた分これから勝負という気持ちがあって、そのためには集中して制作する時間、場所と人に見せる機会が欲しい。それでダメなら、さっぱりと諦めたほうがいいとも思うし、そういう想いでこの5、6年間絵を描いてきた。そう今年は自分にとって勝負への一歩の年なのだ。それがドイツで出来るかどうかはわからない。ドイツは自分が勉強する場所として選んだ所で、発表して作家としてやれるかどうかは未知数だ。ドイツではまだ学生だし、外国人で言葉の壁もある。でも挑戦してみるつもりだし、それが可能かこの一年で見極めようと思う。 ■
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風景制作の方はこの一ヶ月でそこそこの量と質のものが出来た。来月はいよいよ日本帰国だ。二年ぶり!
今回は一ヶ月の長期の日本帰国となる。歯医者に行ったり、いろいろ日本でしておきたい用事を細々として、年末年始を過ごして、年明けにドイツへ戻って来る。 でもさすがに一ヶ月ずっと実家で休んでいるわけにはいかないので、二週間ほど宝塚にある家で一人で制作する予定だ。ある友達は遊んだほうがいいよというが、いい年して一ヶ月も遊んでられるモンか(笑)きっとそういう人はまだ美術をする自覚のない美大生なのだ。 美術をやっていくということ、それを職業というか生き方として選んだ人は、俺は最低でも普通のサラリーマンと同じくらいの勤務時間は制作時間を取るべきだと思う。ここでいう制作時間というのは、主にアトリエにいる時間と定義しておく。 それは義務とかそんなモノでもなく、人としてごく普通のことなんじゃないかな。子供が毎日学校に行くように、大人が働きに行くように、絵描きも仕事をするべきだ。 もちろん学生だから今は十分に時間がとれるというメリットがある。でもたとえ仕事しながら制作活動していたとしても、毎日何かしらしてないと美術家としての自分の中のものが無くなっていくと思う。だって俺は、理屈で理論ふりかざしてアーチストのふりしてる奴とは違って、手仕事でやっていかないと思考が進まないだ。 そして週末には休めばいい。で、それは次の仕事に向かうための準備としての休憩。リフレッシュして、よい仕事ができるエネルギーを貯めなければいけない。 ただ単に楽しいと遊んでいるだけではきっとそれは無能だ。 というわけで、今週は帰国の準備だ。要るもの揃えて、トランクに詰め込んで帰るんだ。 ■
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Wienから帰って来て再び風景制作に取り組んでいる。水彩と油彩を主に使っている。考え出すと、うまくいかないコトばかり思い浮かぶが、今はじっくり焦らず、作品をひとつずつ描いていけばいいと思う。
先週は気分転換にサッカー観戦。バイエルン二軍でプレーする宇佐美選手のプレーを見に行った。宇佐美に限らず、彼らはプロとして厳しい舞台でプレーしている。自分の未来を切り開くために妥協のないプロ意識が求められる。試合では三部リーグといえど、戦わなければいけないし、選手たちを必死で応援するサポーターがいる。俺も久しぶりにサッカー観戦して、そんな熱い魂をもらったと思う。 そんで今日は住んでいるWGでFlorianが飯をみんなのために作ってくれた。なんだかんだでみんなと一緒に食べるはじめての夕食だ。ありがとうFlorian!短い期間だけれど、もっとみんなといろいろ仲良くできればいいな。 ■
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![]() ![]() 再び時間が動き出した、そんな感じだ。 ほぼ4ヶ月ぶりの油絵具とキャンバスでの描き心地は嬉しく、少しなつかしくもあり、ぎこちなくも描き始めたらスグに感覚が戻ってきた。 今住んでいるところはミュンヘンから電車で30分のド田舎、駅から少し歩けば、遠くまで広がる畑風景ばかりがある。夜に電車でミュンヘンから帰って来ると天気がいい日は大量の星が夜空に散らばっている。こんなところにいつか住んで周辺の風景をモチーフに制作したいと思っていたが、その機会がこんなにも早くくるとは・・。2月にはドレスデンへ引っ越すのでそれまでの短期滞在となるが、今はここで制作し放題の毎日を本当に嬉しく思う。と言ってもそれも11月末まで。12月は日本に帰国してドイツに戻ってくるのは来年の1月だ。 久しぶりの新作をアップ。従来のの森と人間やりんごの心象をテーマにした作品とは違って、だいそれたテーマやコンセプトなどなく、ただただ遠くに広がる光景に思いを馳せながらキャンバスに描いてみたい。 とにかく今は制作だけに集中して描きまくろう! ■
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